2006年3月 7日 (火)

意外な功労者

ブログを始めて3週間ほど過ぎた。 いつもであればとっくに飽きがくるパターンだが意外と続いてしまっている。

ココログにしたのは以前書いたように加藤ローサ嬢の公式blogがあるからだが、 実際使ってみておもしろかったのがアクセス解析。どの記事に、どの経路から、いつアクセスがあったかが一目瞭然だ。

ちなみに経路別ではテクノラティで〝荒川静香〟と検索してくれた方が多く、 もっともアクセス頂いた記事も当然ながら女子フィギュア関連のエントリだった。 チェックできるのは過去2週分のためはっきりしないがおそらくこの記事だと思う。

だからというわけでもないが今回もオリンピック、フィギュアについて少々書いてみたい。

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2006年2月26日 (日)

安藤美姫の得たもの

25日の早朝に行われたフィギュアスケートエキシビションをようやく見ることができた。

荒川静香選手はオリンピックチャンピオンとしての風格すら漂わせ、 会場の雰囲気を完全に支配していた。それにしても本当にリンク映えする女性だと思う。

驚愕させられたのはロシアのプルシェンコ選手。 バイオリンの生演奏に合わせての即興のスケーティングである。当然練習はしているのだろうがリズム、曲調に完璧にシンクロしていた。 ここまでくると単なる技術や表現力どうこうという次元ではない。スケート以外の素養も相当に高いものがあるのだろう。 とんでもないものを見せてもらった。

華やかなショーを見ながら気になったことがあった。 この2日間完全にメディアから消えている安藤美姫選手だ。

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2006年2月24日 (金)

これが人生 ~スルツカヤとウィルモッツ~

日本時間のけさ5時過ぎから始まった女子フィギュア・シングルのフリー。
周知の通り日本の荒川静香さんがオリンピックチャンピオンとなった。

2006022400000016maipspoview000 SPでトップだったサーシャ・ コーエン選手が尻もちをつくミス。思ったほど得点が伸びなかったことで、 直後の滑走だった荒川選手に心理的な余裕が生まれたことは間違いあるまい。
トリプル+トリプルのコンビネーションをトリプル+ダブルにした。ジャンプの途中に瞬時の判断でプログラムを変える。
きのうのエントリでも書いたがその集中力たるや… 。 メダルへの期待で浮つく周囲をしり目に当の本人が一番冷静だったのだ。
終盤の見せ場、イナバウアーからの連続ジャンプを決めると会場の雰囲気が一変した。 SPよりもさらにスケールアップしたような演技で見るものを圧倒。完ぺきな勝利だったと思う。

最終滑走のイリーナ・ スルツカヤ選手は緊張が抜け切らなかったのか、 SPのときのような切れが感じられなかった。何か演技を〝こなしている〟ような雰囲気。 本人にしか分からないような小さなミスが続いたためかどんどん余裕がなくなっているように見えた。 それが致命傷となったあの転倒につながったのかもしれない。

「普段のわたしには何でもないジャンプ。でもそれがスケート、それが人生なの」

0602bergi1_1 彼女の言葉を聞いた時、 ふと2002年W杯決勝トーナメント1回戦、ブラジル対ベルギー戦後のベルギー代表主将M.ウィルモッツのコメントを思い出した。
わたしは神戸で行われたこの試合を生で見ていた。前半ブラジルDFと競り合いながらヘディングシュートを決めたウィルモッツ。 本当にスペクタクルなゴールだった。しかしプッシングを取られ得点は取り消される。後半地力に優るブラジルが2点を奪って逃げ切ったが、 仮にベルギーの先制点が認められていればどう転んだか分からなかった。

実は試合後レフェリーがウィルモッツの元に歩み寄り、自らファウルの判定を誤審と認めたという。 それを受けたウィルモッツの言葉だ。

これが人生、これがフットボールだ。わたしは審判をいつも尊敬している。 だから彼の悪口を言うつもりはない

この試合を最後に代表を引退したウィルモッツをわたしは今でも尊敬してやまない。

そしてスルツカヤ選手。あらゆるタイトルを手にしながら結局オリンピックでは銀と銅に終わった。 キス&クライで得点を見た瞬間こそ両手でで顔を覆うシーンがあったが、後の会見ではブロンズメダルを手にしながら彼女は笑顔を浮かべて 「様々な色のメダルを取れて良かった」と語ったという。

女王の矜持…。わたしはスルツカヤ選手がますます好きになった。

    

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2006年2月23日 (木)

悲劇の女王 ~戴冠のとき~

あと何時間かでフィギュアスケート女子のフリープログラムが始まる。

けさのスポーツ紙の1面を飾ったのは荒川静香さん。SPを終わって小差3位と好発進だ。 以前のエントリでも書いたが事前に唯一メダルの可能性があると言われていたのがこの競技。 当然プレッシャーもあっただろうに。しかも直前に肩の脱臼、スケート靴が合わないという致命的なアクシデントに見舞われながら、 自己ベストを叩き出したその集中力にはとにかく脱帽するしかない。

ジャンプで手を着いてしまった安藤美姫さん。 ワダエミがデザインしたという衣装についてアナウンサーが「良さを消している」などと言っていたように記憶しているが、 愛くるしい表情とは裏腹の安藤選手のコケティッシュな魅力を引き出していたのではないか。個人的にワダエミデザインといえば「HERO」 の真っ赤(オレンジ?)な衣装だがまさか「戦メリ」に赤というわけにもいくまい。

村主章枝さんもノーミスの演技で4位につけた。衣装と音楽がうまくシンクロしていたし、 彼女らしいオーバーアクト気味の表情も相まって観客を自らの領域に引きずり込むことができていたように思う。 世界的に評価が高いという村主選手の表現力を存分に発揮していたたのではないか。

L_cohen_fs01cs_1 ただ昨年暮れから見始めた素人の目には上位2人に一日の長があったように感じられた。 信じられない柔軟性を武器に人間業とは思えない高難度のスパイラル、スピンを次々と繰り出したサーシャ・コーエン選手。 いかにもアメリカ娘らしい勝ち気な表情、しぐさも観客やオフィシャルに好印象を与えていたように思う。 Skater_p_slutskaya_1

そしてわたしがもっとも好きなロシアのイリーナ・ スルツカヤ選手はとにかくエレガント。もろに贔屓目だろうが、 はっきり言ってひとつひとつの技の完成度が高く、流れの中にうまく組み込まれたジャンプもほぼパーフェクトだった。 あまりにソツなくこなし過ぎたのかもしれないが、それだけに演技終了後キス&クライで彼女が一瞬見せた不満そうな表情もさもありなんだった。

ソルトレークで銀メダル。重病に倒れた母親の看病、自らも病魔と闘いながらリンクと運命を共にすることを決断したスルツカヤ選手。 う~ん、是非ゴールドメダルを取って欲しい。

荒川選手と同点で…なんてわけにはいかないだろうな。

   

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