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2006年4月 3日 (月)

ウーゴ・チャベスという男(漢?)

先月中旬にBS1で放送された「世界潮流 〝イラク〟は世界をどう変えたのか」を見た。

内容は2部構成の討論番組。
前半は宗派間の対立、クルド人問題など激変する現在のイラク情勢とその影響について。 イラク議会選挙でシーア派がマジョリティとなったことにより中東各国に地殻変動が起こっている。

スンニ派の王家による支配が続いていたバーレーンやサウジアラビアなどでは虐げられてきたシーア派の住民たちが公然と反政府運動を行い始めたという。 その動きを支持し地域への影響力拡大をはかる大国イラン…。国境を越えて宗教を軸とする横のつながりが広がろうとしているというもの。

後半は米国内で進むイラク攻撃批判の動きと、米国の〝裏庭〟 だった中南米で広がる反アメリカの動きそしてカスピ海の天然資源を巡るエネルギー争奪戦について。

Chavez2006011401_2 ベネズエラのチャベス大統領は昨年11月、 FTA導入を話し合う米州サミットに出席した際に同時に行われていた市民集会に参加し、反ブッシュのシュプレヒコールを上げた。

日本の常識ではおよそ考えにくい行動である。この男に興味が沸いたのでググってみた。 国際情勢解説サイトのアジアの声にその名もチャベス・ ウォッチといコーナーがあり、 そこにチャベスの最新の言動がアップデートされていた。 

2006年2月17日、チャベス大統領は、 アメリカのベネズエラ批判が一線を越えるようなら、同国への原油供給を停止すると警告した。アメリカは輸入エネルギーの15% をベネズエラに依存している。前日、ライス米国務長官が、チャベス政権に反対する運動を展開することによって、 チャベス大統領の影響力を弱めたいと発言していた。

2006年2月24日、チャベス大統領は、 アメリカの航空会社のベネズエラへの乗り入れを制限すると語った。

おいおい…。ますます反米的な態度を強めているじゃないか。

今や中南米をまとめうるカリスマ(ゲバラの肖像をバックに演説する姿は心を動かすものがあった) となったチャベスさんは他地域での味方作りにも積極的だ。

2006年2月8日、チャベス政権のラミレス・エネルギー石油大臣は、「2006年は、 中国に対する原油の輸出量を3倍にする」と述べた。これにより、1日あたりの原油輸出量を30万バレルに拡大する。

敵の敵は味方とでも言おうか。今度はロシアあたりかな。
積極的に資源外交を展開するチャベスの狙いについては田中宇さんの「
石油で世界を多極化する南米のチャベス」が説得力があった。

チャベスは、中南米諸国の統合を強めてアメリカの支配から独立に導こうとする構想を持ち、 それを19世紀に中南米をスペインから独立させた英雄シモン・ボリバルにちなんで「ボリバル主義」と呼んでいる。 中南米諸国に石油を安く売る戦略は、ボリバル主義の一環である。チャベスの考え方には、キューバ、ブラジル、アルゼンチン、 ウルグアイといった国々の指導者が賛意を表明している。これらの国々は、先日の米州サミットで、 アメリカ主導の自由貿易圏構想FTAAに反対した。

たしかに米国を排してのマルチラテラルな枠組み作りが彼の究極の目標とすれば、 一連の言動にも素直に納得がいく。
それがあながち夢物語とも思えないほど、 現在の国際社会において戦略資源としての石油や天然ガスなどの価値は高まっているということなのだろうと思った。

  

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コメント

きょうぴょん吉は放送♪
ここにぶちきれの世界とか放送したかも。

投稿: BlogPetのぴょん吉 | 2006年4月 8日 (土) 09時05分

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