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2006年2月 9日 (木)

アフガンからの悲痛な叫び

B0006a9jlu09_ou09_pe0_scmzzzzzzz__3 いつもは街を散歩したりするのだが、余りに寒いので今日の昼間はDVR
を整理。録りだめしといた映画の中から「アフガン零年 」を見てみた。

舞台はタリバーン支配下のアフガニスタン。男根主義のもとで女性が極端に差別され抑圧されていた時代。戦争で男の働き手を失った祖母、母、娘の3人家族は極貧にあえいでいる。祖母の発案で少女=マリナは髪を切り男装して労働へ。しかし宗教学校で見抜かれてしまい、最後は裁判の末に老人と強制的に結婚させられてしまう。

とにかく最後まで救いがない。虹をくぐるという希望に満ちた元々のラストシーンはカット。結婚祝いにジジイに錠前を贈られ、第一(?)婦人には「人生を踏みにじられもう疲れ果てた。でもどうすることもできない」と告げられる。そしてマリナが永遠に自由になれない未来を暗示して映画は唐突に終わる。監督によればアフガンの現状、未来を象徴的に描くためなのだそうだ…。

ところでこの映画はNHKエンタープライズが製作に参加しており、撮影の様子を描いたドキュメンタリーも同時につくられていた。

2~3か月前だったか深夜にザッピングをしていたらそのドキュメンタリーがたまたま放映されていた。おそらくもう終わりに近いあたり。少女が出演料(家族全員が半年暮らせる額らしい)を受け取っている場面だった。少女は涙が止まらない。バルマク監督以下スタッフとの別れが辛かったのだろう。それを見ていたたまれない気持ちになったのをふと思い出した。

公式を見ると現在彼女は学校で読み書きの勉強をしながら女優を目指して暮らしているとある。あまり暖房効果のない部屋で、陰鬱な気分も手伝って寒さは増すばかり。ガタガタ震えながら少女に幸あれと願わずにはいられなかった。

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